11月
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主人の両親と同居している私は、周囲からは硬い奥さん像で見られている事でしょう。主人は銀行勤務時代の2歳年上の先輩。主人の外見はまさに金融機関勤務の見本みたいです。主人の父親も元銀行マンで、母は着物の着付け講師資格を持つ専業主婦。家庭像はご想像通りです。
結婚に際し、何の疑いも抱かずに退職し、専業主婦になりました。料理教室に通い、掃除洗濯に励む毎日は確かに幸せなのでしょうが、同時に退屈単調です。いつしか日常を飛び出したい変身願望が心の中に芽生え始め、それは膨らみ続けて我慢出来なくなって行ったのです。
そんな折、短大時代の友人と久々に再会する機会があり、出会い系サイトの存在を知らされたのです。彼女も現在は公務員の男性の妻。決して怪しく無いし面白いとの話に興味を抱き、教えて貰ったサイト名から検索をかけて覗いてみたんです。
登録までには2日間程迷ったのですが、今は主人が出勤後、家事を手早く済ませてパソコンに向き合うのが毎日の楽しみになっています。
出会い系サイトは自分自身が気付いていなかった、新たな自分を発見させてくれます。たとえば主人には断じて言えないセリフや願い事も思いっきり話せます。男性を誘惑するような言い回しや、わざと拗ねる風な甘えた口調など、自分にもこんな一面やテクニックが備わっていた事が面白くってたまりません。それで相手がどう反応するのかを確かめるのが、また楽しいんです。
相手が私自身の事を知らないのも、出会い系サイトを安心して利用出来る大きな理由だと思います。清楚で従順なイメ-ジの私と、出会い系サイトの中の私。このギャップが自分自身、面白くてやめられません。